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フートバルブの設置・試運転方法

  • (1) 空気だまりができないようポンプに向かって上り勾配として下さい。
  • (2) 吸込配管接続部から空気を吸い込まないよう十分にシールして下さい。
  • (3) フートバルブの前後には2D(Dは管径)以上の直管部を設けて下さい。
  • (4) 配管・ポンプに荷重がかからないよう支持を設けて下さい。
  • (5) ポンプとフートバルブ間の吸い込み配管には、空気抜きができるラインを設けて下さい。
  • (6) 異物の混入が考えられる場所は、ストレーナを設置して下さい。
  • (7) 凍結防止については保温材をご使用下さい。
  • (8) メンテナンススペースは、上に1H(Hはバルブの高さ)、横50㎝以上設けて下さい。
  • (9) メンテナンス時の残圧を抜くラインを設置して下さい。
  • (10) ポンプ吐出側には逆止弁を設置して下さい。
  • (11) 異種金属配管との接合では、異種金属接触腐食の対策を施して下さい。

設置・施工例

(8)メンテナンススペース 上方1H、横方50cm グランドフートバルブ SG-A (3)2D以上 (9)残圧抜き (1)上り勾配 (5)空気抜き (10)逆止弁 仕切弁 ポンプ (3)2D以上 (2)接続部の確実なシール

※ポンプの設置施工方法を遵守の上、
設置施工を行って下さい。

① 呼び水を入れる 完 了 通水完了 通水できず ② ポンプ起動 ④ポンプ停止 ③ 圧力値・電流値で  通水状態を確認
グランドフートバルブ SG-A 仕切弁 逆止弁 全開 制御盤 呼び水口 ポンプ 手順① 手順② 手順③ 手順④

※完了するまで ① → ② → ③ → ④
の順で繰り返し行って下さい。

④ 呼び水を入れる 完 了 通水完了 通水できず できる場合 できない場合 ⑤ ポンプ起動 完 了 ⑦ポンプ停止 ⑥圧力値・電流値で  通水状態を確認 ① 呼び水を入れる 商用切り替え フートバルブ減圧口   から呼び水をする ③ バルブを閉める
手順② 手順③ 真空ポンプ 仕切弁 逆止弁 制御盤 グランドフートバルブ SG-A 手順①④ 呼び水口 ポンプ 手順⑤ 手順⑥

※完了するまで ④ → ⑤ → ⑥ → ⑦
の順で繰り返し行って下さい。

補足事項

  • 送水管にエアーを流入させたくない場合、又は水頭圧以外の背圧で送水できない場合にはバイパス管路を設けてください。
  • ポンプ‐フートバルブ間の水の量と、フートバルブ-水面までの空気量の比率によって呼び水回数が異なります。
  • 吐出側バルブは全開で行ってください。
  • 配管吸込み口から液面が離れないようにしてください。
  • 試運転のポンプ起動は空転時間に注意して行ってください。(目安1~2秒)
  • 大型の多段ポンプでは、エアーが残らないようにしっかりと呼び水を充水してくだ下さい。
仕切弁 制御盤 呼び水口 逆止弁 水槽へ 水面 バイパス管路 ポンプ グランドフートバルブ SG-A